大企業への転職方法(体験談)

大企業への転職方法(体験談)

 

はじめに

 

こんちくわ。ビジネスマンです。

本日の報告をいたします。


今回は過去、中小企業在籍時に大企業に複数内定をいただくために考えていた面接対策内容となります。

結果的に内定をいただいた企業というのは


・某携帯電話会社1

・某携帯電話会社2

・某総合電機メーカー

・某総合電機メーカー2

・某外資系総合コンサル

・某外資系EC企業

となります。

他、大企業の子会社もチラホラ。


議事録


■いきなり結論
・相手をほめる場合は抽象的なものではなく、相手も理解できる具体例を挙げる
・相手をほめるよりは相手企業の問題/課題点を挙げる(想像で良い)
・問題/課題点を挙げた後は解決方法を提示する。それは自分の経験談とする。
定量的な実績アピールだけではなく、定性的な取り組み実績も話す
・どうせ落ちても失うものはないのでリラックスして話すこと


■オススメのアクション
相手企業によって話す内容を変えていると大変なので、これまでの自分の経験や価値観を洗い出し、
汎用的なアピール内容を考え出して面接に対応していく。


■面接対策内容1

 

相手をほめる場合は抽象的なものではなく、相手も理解できる具体例を挙げる

 

この場合の「ほめる」とは「御社のA事業の展開に魅力を感じる」等のことではありません。


なぜなら、面接官がA事業部の担当ではない人事や役員の場合、A事業部の詳細なんてまったく実感できないからです。

 

ましてや大企業ならなおさら他事業部のことなんてピンとこないと思いますし、

更に言うと、自分の所属事業部でも、事業展開を担当している企画担当の部署ではなかったり、
関わりのない違う部である場合もある。だって大企業だから。
大企業ならではの縦割り社会化されてて壁があるから隣の席のことでもわからないかもしれないですよね。


じゃあ初対面の人事部長や担当部長に伝わるほめ言葉って何?というと、
その前の面接で出会った人事課長/係長や担当部署課長/係長の印象を褒めれば良いです。
これなら相手の部長(もしくは役員でも)にとって、自分の配下の部下のことなのである程度伝わりますし、部外者に対して「そんなことはない」とは言えません。

「あなたの部下は部外者の私の話をよく聞いてアドバイスまでしてくださいました」

に対して、

「アイツはそんなに優しい人間じゃない」

なんて言ったらおかしいですよね。


ズバリ、伝える内容はこれ。
「前回の面接時、人事/配属部署担当のxxさんに部内の雰囲気について質問をした際に・・・」との後に続き、

・「上司含め、みなさんチーム内のコミュニケーションが活発と聞いており、生産性の高い組織作りができている証拠だと思った」
→上司である面接官や組織作りをしている人事としては自分のチーム作りを褒められてうれしいと思われます。

 

・「こちらが納得がいくまで時間を気にせず質問に答えてくれてうれしかった。こういう人たちと仕事がしたいと思えた」
→自分の部下を好きになってくれた。気が合ったんだなと感じ、採用後も既存メンバーとすぐに打ち解けるイメージができます。

 

・「他社の方々が答えに詰まっていた質問を、御社の方はすべて即答してくれた。日頃から意識されて仕事をされている証拠です」
→自分の部下が優秀だと褒められたと感じられる。また、レベルの高い環境を目指している人間だと思ってくれます。


■面接対策2

 

相手をほめるよりは相手企業の問題/課題点を挙げる

 

採用権のある幹部職は自社の業績UPに貢献できるメンバーを探しています。


なので、今の業績は今の自分たちが作り上げているもので、売り上げすごいですよね、とただほめられても「お褒めいただいてありがとうございます」で終わる。

 

それよりは、「今のxxも良いが、更にxxすると業績が上がるのではないか」という提案が多い方が良いです。


そんな、他社の改善案なんて思いつかないよ、って人は入社しても活躍ができないので、そこへの入社はあきらめていいかと思います。


大企業に入りたいのはわかるけど、入社がゴールではないし、相手に迷惑をかけるべきではありませんので。
ただ、想像でも良いので、面接前にある程度アタリは付けておくべきでしょう。

現職で取り組んで効果のあったことを提案し、相手がやったことのないものならやればいい〇〇の効果がありますよ、と言えばいいですし、思いつかなければ「どんな課題で悩んでいますか?」と直接聞いてもいいです。


■面接対策3

 

問題/課題点を挙げた後に解決方法を提示する。それは自分の経験談とする。

 

同じ業界であればいけど、違う業界のよく知らない会社の課題改善なんて難しいと思うけれど、
例えば面接会場に入るまでの雰囲気にケチ付けてもいいです。

 

例えば、
「みなさん最小限の会話に留めている様に見える(雰囲気が現職よりも暗い)ので、自分が入社したら職場交流のためのxxしようと思う。前職ではxxイベントが喜ばれた」

 

競合が多い事業であれば、
「前職では他部署も交えてブレストを多くしていた。多彩なアイデアが出てくるので、他社との思いがけない差別化がたまに出てきて売り上げが上がった」

 

WEBで製品を公開している会社で、かつ事前に調査できなかった場合は見た目にケチつける。
「UI/UXとして快適さを感じない。ただ言われた通り作っただけに見える。多少派手なデザインにした方がパッと見ただけでもで印象に残るのではないか」

等。

 

ちなみに私は、
「ユーザは見た目で気に入って興味を持ち、そのあとに詳細を知りたいと興味を持つことが多い。まずは興味を持ってもらうことが大事。御社の製品は色がダサい。デザインもださい。私だったら喰いつかないです。」


と正直に言ったら面接官たちが大笑いして、
「実は我々も困っている。どうすればいいか教えて欲しい」と質問され、
自分の経験上の解決策を話す(「自分たちができないなら、プライドなんか捨てて他部署に頭下げて頼ればいいじゃん的なこと」)と、

 

この話をした際は、
「業績達成のために組織間に壁を作らず、物事を円滑に進められ、積極的に動ける人間だ。今の我が社には少ないタイプで貴重」と評価され、喜ばれました。

 


■面接対策4

 

定量的な実績アピールだけではなく、定性的な取り組み実績も話す

よく「職務経歴書の正しい書き方」なんていいつつ、「実績は数字で示せ」というのがある。

 

×例「営業成績アップさせた」
〇例「営業成績を前年比144%アップさせた」

 

このやり方はある程度正しいと思います。

今回は、それとは別に、数字で示せない部分をアピールしよう、ということ。


営業と違って他社の人間(面接官)にわかるような定性的な数字実績を持っていない広報や総務なんかはこれが大事。

 

例えば、

 

・総務例
「誰も発言をせず10分で終わっていた儀式的な全体会議があったが、自分の努力で積極的な発言ばかりが出る、1時間でも足りなくなるような会議に変えた」

 

経理
「自社の数字に無頓着な管理職が多かったが、経理/簿記講座を定期的に開催したところ、書類の数値ミスが減り、売り上げとコスト削減も大きく前進して喜ばれた」

 

・情報システム例
「工場の稼働が大変な時期に、勤怠システムボタンの音をユニークなものに変えたら作業員たちが面白がって笑顔になってくれた」


これらは職務経歴書に書く内容ではないかもしれないけど、少なくとも面接では効果的なことが多い。

 

ここで大事なのは、『人情的な面での貢献であること』


大企業では、数字を上げるのは当たり前だし、その為に日々努力をしている人が多いです。

中小企業ではダラダラする人が多くでも、大企業は小さいころから勤勉な方が多いんです。

 

大体、売り上げxx%上げたなんてのは規模や業種/業態によって違ってくるのでアテにできません。

大企業の社員には「どうせ中小企業クラスでの活躍でしょ?」と考える人もいます。


「引継ぎ後に200%UPといっても、前任者が超無能だったんじゃないの?」と言われたらそれで終わりですよね。

前任者のスキルを証明する方法は無いのですから、反論ができません。

 

大事なのはどういう仮説を立て、どういうプロセスを通して達成したか、だと思います。


そのアプローチが自社にマッチしていれば採用してもらえるかもしれないけど、経験のないものだと推し測るのは難しいです。


営業が営業部長にアピールして喜ばれても、人事部長に伝わらなければ効果は薄いと思いますので


でも、人の気持ちに寄り添ったものは印象に残りやすいんです。

先に面接対策内容1で書いた、「面接官の部下を褒める」も同じこと。


面接官に、

・この人の説明は具体的だった

・この人の話には納得・共感できた

・この人は正直でがんばり屋でいい人だ

・この人は自分たちの仕事をよく見てくれている

・この人と会話したらうれしかった/楽しかった

・この人は我々の会社や仕事を心から認めてくれている

と思わせることが一番大事なんじゃないかと思います。

 


■面接対策5

 

>どうせ落ちても失うものはないのでリラックスして話すこと


これはこの通り。


私も、

「落ちたらどうしよう」

「不採用にされたらショック」

と考えていたけど、そんなネガティブな考えを捨てたら大企業の面接に受かりまくるようになりました


それまではボッコボコにされて、落ちまくってましたので心の持ち方は大切です。

 

 

・自分の市場価値がわかる
→これを知ることから逃げてはだめです

 

・他の会社に潜入してみることができる
→普通に楽しかったです

 

・在籍中なら不採用でも別に無職にはならない
→とても大事です。勢いで辞めないようにしましょう。

 

・不採用でも現職の給料が下がるわけでも降格されるさけでもない。
→ほんとこれ

 

・面接料金がかかるわけでもない
→取られるなら安易に受けるのは考えるけどね

 

・大企業は1年経過すれば大体が再応募可能
→大企業は人事異動も組織変更も盛んなので、数年後に同じ部署、同じメンバーと面接することは珍しいと思われる

 


といった感じなので、不採用になっても困ることが思いつかないレベル。
ちょっくら悲しいくらい。

でも上記で書いたデメリット無しのレベルなので明日には忘れてるでしょう。

 


これらを自覚してからはニコニコして面接に臨めるようになりました。

 

以前は「あ、どうぞ、よ、よろしくお願いいたします・・・ヘコヘコ」みたいな感じでしたが、
極端に横柄な態度で「あ、どーもー。いやいや寒いっすね。今日はよろしくおねがいします!」(あえて声を大きく出す)
って感じで面接前は挨拶をして、ただし面接会場入り後は誠実に受け答えをしていると、尚更面接官と打ち解けられるようにもなりました。


また、聞かれたことに対してその場で即答できない場合は、
「申し訳ありません。そういった状況になった経験が無いので即答できかねます」

と答え、

 

相手の言ってる内容がわからない場合は、
「それはxxという意味で聞かれていますか?であれば回答はxxですが、認識合っていますでしょうか」
と正直に堂々と回答していました。

 

そもそも、相手もその場の思い付きでしゃべっていることが多いので、こちらばかりが悪いわけではないんです。


実際、

「おっしゃってる意味が分かりませんが、具体的にどういうことでしょうか」

と私がいうと、隣の面接官が

「彼(被面接者のビジネスマン)だけじゃなくて、おれも意味がわかんなかったんだけど、xxさん、今のどういうこと?」

 

と、身内同士でわちゃわちゃしてました。

 

なので、堂々と面接官たちと意見交換をしましょう。

 

 

■まとめ■

 

・大企業では優秀ないくらでもいる。勉強ができる人よりも人として魅力のある人を重視する傾向がある(気がする)

 

失うものは何もない。自分に自信をもって、笑顔で、堂々と、誠実に面接に臨むこと

 


■備考

 

ここまで経験談を書いてきましたが、当然100%通るとは限りません。
たまたまなのか、私は不採用にならなくなったというだけです。

 

また、肝心の個人スキルについてですが、私はそこら辺ののIT土方の零細企業のプログラマ出身でした。


プログラマ時代は職場のスーパープログラマ(使えない言語は無いスキルの代わりに対人恐怖症のスキルを持つ先輩)から、
スキルレベル「並」の輝かしい称号をいただいております。


彼曰く、君はこのままそこそこ続けることもできるだろうけどプログラミングセンスはないからスキルアップも収入アップも難しいよ、だそうでした。

 

なので、ここでは技術力だけを学んで次は某中小企業に社内SEとして転職しました。


ここでは各部門からのワガママな意見を調整(みんなが仲良くできるように落としどころを探るスキル。システムスキルは上がらない)することを学び、
その後に大企業へ転職したわけです。

 

システム開発会社ではシステム技術を学び、中小企業では人間性を磨く経験をしてきた結果、
大企業の採用担当者にとこごとく認められたというわけです。


ただ、この某中小企業というのがキモでして、特殊な業界だったんですよね。
この特殊なスキルを持っているが故に採用応募の競争力が低かったことも内定をいただけたことの勝因かなとも思います。


じゃあその特殊なスキルというのがあるから内定もらえたんだろ?と思われるかもしれませんが、
こういったスキルは誰にでもあるものです、というか、転職の戦略として考えれば誰にでもできることと言えます。

 

 

友人が零細企業から国内最大手の会社に転職できた例


例えば介護施設でおじいさん、おばあさんの介護をしているイチ担当者レベルの社員が、国内最大手の食品会社に正社員として転職できると思うでしょうか。

 


答えは

 

 

「できる」

 


です。

 

なぜなら、私に相談に来た友人が介護施設で働いており、その後、私と同じやり方で最大手の食品会社へ転職できたからです。

 

彼は介護業界という特殊な業界で働いていました。


そして、食品会社は介護施設向け食品サービスの企画担当を探していました。


福祉業界から食品業界へ転職しようと思う人間は滅多にいません。


友人の転職活動時期と、企業の採用活動が一致した結果、ご縁ができたということです。


それだけですが、実際に転職活動をしないと可能性はゼロパーセントですよね。

 

行動、大事!