■約束のネバーランド あらすじ・まとめ(前編)
色んな孤児が集まる孤児院「グレースフィールドハウス」では、シスターでママと慕われるイザベラの下、子供達は血縁関係はありませんが幸せに暮らしていました
ここでは赤ん坊の頃に預けられた子供を、特殊な勉強とテストにより育て上げ六歳から十二歳までの間に里親の元へと送り出すと、孤児たちは教えられていました
そしてある日、里親が見つかり外の世界に入れることになったコニーが人形を置き忘れた結果、身体能力に優れるエマ(主人公)と、知略に優れるノーマンは衝撃的な場面を見届けます
それは、人が近づくことを禁じられていた場所で、コニーが「食肉」として出荷される瞬間でした。
その中で、エマたちはグレースフィールドが監獄のような人間飼育場であることを知ります。
そこから鬼の存在を知ったエマたちは、リアリストで博識なレイのほか、ドンやギルダを仲間に引き入れ、グレースフィールドからの脱獄計画をスタートさせます。
脱獄の準備を始めるものの、監視員として新しいシスターが派遣され、
さらにレイがイザベラ(ママ)のスパイであることが発覚します
しかし、レイは二重スパイということがわかり、子供たちの脱獄には協力してくれることになります
シスターたちとの様々な心理戦が繰り広げられる中、イザベラとシスターに脱獄を試みる子供たちがいることを知られます。
鬼に子供達を献上するために管理を維持したいイザベラの思惑を逆手に取り、エマやノーマンは脱出計画を進めます
エマたちはママの座を狙いイザベラを陥れようと企むシスターと、嘘の協力関係を結びます
しかし、協力して脱出計画を進めるうちにシスターは失敗をします。
シスターは最後にエマたち脱出に使える謎の光を発するペンを渡し、鬼たちへ出荷されてしまいます。
さらにイザベラに脱獄計画のために下見をしていたことが見つかってしまいます。
また、計画を阻止するためにエマの足は折られ、さらにノーマンの出荷が決まってしまいます。
エマやレイはノーマンを逃がすため、子供達全員に付けられている発信機を無効化し、
全員が脱獄できるまでノーマンを外で潜伏させる作戦を立てます
しかしノーマンは残される子供達の脱獄に支障が出ることを恐れ、下見を強行した後戻ってきてしまいます
レイが赤ちゃんだったころの記憶とノーマンの下見により、ハウスの周囲は崖で本部と繋がる橋が唯一の出口ということが判明しました
しかし、ノーマンの出荷は確実となります
悲しみにくれるエマ達を残しノーマンはハウスをあとにして出荷されてしまいます。
そしてついにレイも出荷される日が決まってしまいました。
レイはハウスを火事にさせてハウスに警備を集中させて端から逃げる作戦を実行しようとしていました
そしてレイは出荷目前の高級品である自分もハウス共々燃えようとしますが、エマはそれを阻止し、ノーマンの伝言を元に年少者の中で最も成績が良かったフィルに農園の真実を打ち明けます。
脱出計画において、動きが遅い四歳以下の子供達はハウスにおいていき、
六歳になって出荷されてしまう二年以内にハウスに戻ることを約束してエマたちは脱獄することにします
そして外の世界との距離が最も最短な地点から道具を利用して移動することにします
その方法により無事に脱出を成功させ、ハウスを後にします
ここで一章は終了となりますが、私は約束のネバーランドの中ではこのグレースフィールド脱獄編が一番好きです
脱獄の計画をバレずにやり過ごすイザベラとの駆け引きが緊張感があってとても魅力的な場面になります
しかし脱出直後、エマやレイ、そのほか以外の兄弟達が消えてしまいます
実は穴に落ちてしまっていたのでした。
そして四人もその穴に落ち、周りの動く音に追い回され行き止まりまで来てしまい
絶体絶命の危機になりますが、モールス信号で書かれた冒険記の中の話に解決の糸口があり無事脱出に成功します
鬼の下等種が子供たちを食べようと追い掛け回してきますが、その鬼たちを退治する為
レイが囮になって追われることになります
下等種を退治した後は、農園の運営者である鬼がついにやってきます
そんな中、他のみんなは謎の少女に救われます
逃げ回っていたレイも謎の人物に助けられます
少女の名前はムジカで、レイを助けた男はソンジュという名前でした
二人とも鬼ですが、宗教上の理由から人間を食べない社会の異端者でした
(実はここのシーンが後半かなり重要になってきます)
ソンジュの話によると、ここは昔から存在していて
鬼は人を狩り、人は鬼を殺していましたが、ひとりのフクロウを飼う人間によって世界のすみ分けが提案されたとのこと
その約束が今も続いていて、エマたちは鬼の世界に残された人の子孫であると知りました
鬼のいる世界といない世界の異世界間の行き来はできないとされていますが、
農園で働く人達を供給する為に特別な人間達が鬼の世界に渡っていたという事実も判明しました
そしてソンジュとムジカはさらなる旅へエマ達もシスターから受け取ったペンの光を頼りに目的地へ進む為、
分かれて進むことになりました
その後エマたちは目標地点に到達しましたがそこは更地で何もありませんでした
しかしそこでペンを起動するとマップが表示されて入り口が開きます
そこは食用児達の希望の存在であるミネルバの地下シェルターで、先客がひとりいました
そこにいたおじさんもまたペンによってここに導かれていましたが
このおじさんは合理的な性格ゆえに、ピストルを向けシェルターから出るように脅してきます
しかしおじさんは謎の言葉を発して気絶してしまいます
その後は脱出の手掛かりを掴むべく秘密の部屋からの銃器を取ってゴールディーポンドへ旅立つことになります
みんなと仲良くするようにエマたちに諭されたおじさんはゴールディーポンドは危険だということをみんなに伝えつつ、
エマレイおじさんはゴールディーポンドへ向かいます
すると密猟者がやってきてエマは捕まってしまいます
(こから物語の中盤になりますが、鬼と子供達との戦いに焦点が当たってくるので、戦闘シーンがかなり多いのが注目のポイントです)
エマが目覚めるとそこは目的の場所ゴールディーポンドでしたが、
そこで謎の少女と出会います
ゴールディーポンドでは音楽がなったのを合図に、貴族の鬼がひと狩りをする秘密の狩場だったことを知らされます
ゴールディーポンドにいる多くの子供は鬼の貴族であるバイヨン卿の御用達のグラウンドバレーと呼ばれる農園から出荷された子供達で、三日に一度頻度で知性のある鬼が食用地を狩る為にやってくることになっていました
みんなはゴールディーポンド最大の敵であるレウウィス大公に他の子どもたちが襲われているところを目撃します
エマはレウウィス大公に目掛けて斧を放り投げ戦います。
レウウィス大公は久々に楽しそうな獲物が現れたことを喜びましたが、
再び音楽がなったところで鬼たちは撤退します。
エマはゴールディーポンドに来て最初に出会った少女バイオレットに連れられて風車の中へ案内されます
そこにヴァイオレットを含む九人の子供達がいました彼らはこのゴールディーポンドの真実を知りながら何カ月中には何年も生き残った九人で、
この狩場を終わらせるための計画を綿密に勧めていました
合わせたい人がいると言われて紹介されたのはグロリーベルという農園出身で、
おじさんのかつての仲間だったルーカスという男性でした、
彼は風車と森へ繋がる抜け穴へ案内しますが、その扉を開ける為にはエマ達が持っていたペンが必要でした
そして扉の奥にはモニタールームらしき制御室がありその制御室を抜けた先には金の池、即ちゴールディーポンドが存在しました
池の中を突き進むとそこには機能を停止したエレベーターと電話がありました
鳴り響く電話を手に取るとヴィリアムミネルヴァと名乗る男に七つの壁を探すように伝えられます
そしてアジトへ戻ったエマはレウウィス大公を倒すべく計画を立てます
しかし計画実行の予定日より数日早く音楽が鳴り始めます
そして子供たち十人は四対に分かれ、それぞれレウウィス大公、バイヨン卿たちの相手をします
戦いはおじさんたちの合流もあり悪戦苦闘しながらも見事に貴族の鬼たちを倒すことに成功します
そして緊急破壊装置を作動させて、秘密の狩場を崩壊させます
こうしてエマたちは無事に全員でゴールディーポンドを去ることに成功したのでした
【前編終わり】